夜の乃木神社
いよいよ9月も終盤。
秋の日は釣瓶落とし、とはよく言いますが。
それは乃木坂も同じで、次第に日暮れが早くなり。
秋の到来を、目で感じられる時期になりました。
そして皆さんは、ご存知でしたでしょうか?
いつもは夕方17時に閉じられる乃木神社ですが、
実は9月に、夜間まで開放されている日があるんです。
それは御祭神ご夫妻の命日にあたる、例祭の日。
乃木神社の年間行事で、一番大切な日です。
午前中は奉納式があって、多くの人々で賑わい、
そして20時まで夜間特別参拝が実施されています。
私は仕事があったため、夜間特別参拝に来ました。
夜に訪れた乃木神社は、薄闇と静寂に包まれていて、
神社の厳粛な空気が、なおさら引き立つような感覚がしました。
境内の社務所(授与所)です。
夜は人がいないようで、少しびっくりしました。
(おみくじや絵馬などの販売はしているようです)
そして軒下にはなにやら、四角い箱が釣ってありますが・・・?
これは「絵灯篭」というものだそうです。
例祭の奉納のために、多くの著名人が手掛けた作品が、
境内のいたる所に飾られていました。
ぼんやりと光る和紙と、筆で描かれた文字や絵が、
夜の乃木神社の雰囲気をより魅力的にしています。
境内の奥にある拝殿です。
本来なら、森林に囲まれて暗闇になっている場所ですが、
左手に構える雷神木と一緒にライトアップされていて、
とても華やかで綺麗な光景になっていました。
いつもとは違った、乃木神社の魅力のご紹介でした。
来年の例祭に併せて、訪れてみてはいかがでしょうか。